髪がなくなってしまう前に。

何とかしよう、抜け毛

「手のひらの間から、まるで砂のようにこぼれ落ちた」みたいな表現は、小説などでよく読むものです。サラサラと流れるように、とどめようもなく物が自分の目の前から消えていってしまうという状況を表現するものです。
抜け毛も、この「砂」のように語ることが出来るでしょう。それはまさにとどめようもなく、ふと気づくと失われようとしているものなのです。
例えば、お風呂に入って髪の毛をバシャバシャと洗い、ふと手を見てみると指に絡みつく抜け毛。朝、目が覚めてうーんと伸びをして、ふと目を下に向けてみると枕にポツポツと目立つ抜け毛。
髪の毛は、あらかじめ別れの時を設定された恋人のように、一抹の寂しさを我々の胸に残して、我々の頭皮からサヨナラしていくのです。

悲しいことですが、あまり悲しく思い続けているわけにもいきません。何とかしなければならないのです。我々と、我々の髪の毛とは、決してあらかじめ悲劇を運命づけられた恋人同士などではないからです!
若い我々にとって、それは本来しっかりと頭皮に根を張って踏ん張り、豊かに風に吹かれているべきものなのですから。
そして、「悲しい……しかし何とかしなければ!」と思っているのは、我々だけではありません。つまり、これを書いている私と、これを読んでいるあなただけではないのです。
その証拠に、今、抜け毛に関してはさまざまな知識がさまざまなところで提供され、我々が共有できるようになっています。

ここにこうして文章を書いているのも、目的は同じです。抜け毛について知り、何とかしていきましょう。

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